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学校長挨拶




  第37代 学校長

 河野 幸浩


                     御 挨 拶

県立広島工業高等学校同窓会の皆様には、平素から本校教育活動に御理解、御協力いただき、感謝申し上げます。

令和7年4月1日付けで第37代校長に就任しました河野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。明治30年創立以来、今年度128回生を迎えた歴史と伝統のある県立広島工業高等学校で、校長として勤務できることをうれしく思うとともに、その重責に身の引き締まる思いでおります。

さて、広島県内には工業を学ぶことができる高等学校は公私立合わせて14校あります。中でも本校は、高等学校における工業教育の拠点校として他の学校をリードする立場にある学校であり、他校を圧倒するトップランナーであることが求められます。

そのためには、校訓「至誠 堅忍 創意 真理」の下、ものづくりを原点とした教育活動を通して、広島県で、日本で、世界で活躍できる高度な知識と技術力、豊かなコミュニケーション力を有する多くの人財を輩出し続ける学校となる必要があると考えております。

今年度、校長として力点を置いて取り組むべきことは、@生徒の主体的な学びを推進する地域等と連携した学習活動の推進、A生徒自らが考え行動できる指導体制の確立、B働き方改革を踏まえた部活動の推進、の三つと考えております。

はじめに、「生徒の主体的な学びを推進する地域等と連携した学習活動の推進」についてです。今年度、県教育委員会の施策の一つである「令和7年度産業教育コーディネーター配置事業」の配置校として選定されました。産業教育コーディネーターを介して、主として工業科において外部リソースを活用した生徒の主体的な学びを展開、推進していきます。学校教育だけでは十分に指導しきれない内容を、外部リソースを活用した教育を推進することで補完し、変化の激しい社会において、生徒に伝統的な知識・技術を身に付けさせるとともに、先進的な知識・技術を身に付けさせることがねらいです。

次に、「生徒自らが考え行動できる指導体制の確立」についてです。人工知能・AIが本格的に普及していくに伴い、これまでの延長線上にない劇的な社会変化が予想されています。しかし、その中で求められる力は特殊なものではなく、むしろ、どのような時代の変化を迎えるとしても、主体性を基盤とした学びに向かう力や人間性が必要であるとされています。また、自然体験や実体験を通じて醸成される豊かな感性や、多くのアイデアを生み出す思考の流暢性、感性や知性に基づく独創性と創造力、好奇心や探求力、実践から学び自信につなげていく力などは、AIでは取って代わることのできない重要な力であるとされています。本校では、社会が求める人財の育成に向けて、生徒会行事をはじめとする生徒主体の教育活動の在り方について改善を進めていきます。

三つめは、「働き方改革を踏まえた部活動の推進」についてです。かつて全国大会常連校だった部活動の復活に向けて、校長としては部活動を活性化しつつ、教職員の健康に留意した働き方改革を進めて参ります。

最後に、生徒たちは、校訓「至誠 堅忍 創意 真理」の下、学習活動に部活動に毎日一生懸命取り組んでいます。生徒一人一人の夢の実現に向けて、教職員一丸となって教育活動に取り組んでまいります。引き続き、同窓会の皆様には、本校教育活動に一層の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。